【日曜？コラム】ループイフダンの損切り対策

世界はリスクオフ。急激な円高が進んでいます。私のループイフダンこあら円は逆指値をいじって75円にしていましたが、それでも損切りにかかりそうな状況となりましたので対策を施しました。本稿では損切り「あり」で設定したループイフダンを損切り回避させる方法について書きます。初心者向けです。

ループイフダンの魅力の一つは、運用を止めても新たに同方向（買いまたは売り）の新規設定ができることです。損切り寸前となっていて損切りされたくないループイフダンはさっさと止めてしまいましょう。（損切り結構という場合には以下は無用です。）

１．ループイフダンを止める。
以下Windows版i-NET TRADERに基づいて説明しますが、左上の「ループイフダン[照会]」をクリックし止めたい設定を選択します。すると赤い「STOP」の文字が出ますので、それをクリックで設定を止められます。

２．逆指値を空欄にする。
続いてポジション照会に並ぶポジションから、今止めた設定のポジションにポインタを当てクリックします。ポップアップウィンドウが出ます。そこで「指値」を選択。指値を入力します。この際、あらかじめ指値の一覧をメモしておき、それを見て打ち込むと便利です。
指値を正しく入力したら「決済ロット数」欄の「他注文取消」にチェックを入れます。これを入れないと設定を変更できません。
チェックを入れたら「注文確認」→「注文」とクリックして１ポジション完了です。ポジション照会の一覧で今設定したポジションを確認してください。逆指値が空欄になったはずです。これで損切り設定は「なし」にできました。

３．追加入金を繰り返す
２番までの手順で損切り設定はなしにできましたが、怖いのは強制ロスカット（全ポジション強制決済）です。証拠金が不足すればそういう事態になります。その対策として、想定変動幅より10円動くごとに１ポジション（1,000通貨）１万円の計算で追加入金をして行きます。もちろん早めの入金が重要です。これを繰り返して行けば、ループイフダンは何年でも動かし続けることができます。今ならば例えば米ドル円ロングの場合にはスワップ貯蓄マシンとなります。もっとも手元のおカネは永久に減り続けます。

以上で損切り設定ありになっていたループイフダンが損切りなしに変えられました。証拠金さえ追加して行ければ損切りされず、いつの日か（5年先か15年先か？）莫大なスワップを伴って決済される日を待つことができます。